コミュ障が就活をする際の立ち回りのコツ・基本方法
はじめに
※本記事は説明の都合上、一部の人が不快になるような記述があるかもしれません。しかし、差別する意図はありません。コミュ障、またはコミュニケーション障害は、就活での重たいハンディキャップです。人手が足りないのに関わらず、本来必要ないレベルでコミュニケーション力ばかり求める企業側に問題はありますが。
ハンディを抱えているというのは、すなわち一般人と同じやり方では就活ではマイナスにしかならないということです。同じ方法でやれば、依存するのは能力のみですよね。能力が低ければ不利ですよ。
ここまでは不安をあおるような記述ですが…それでは、コミュ障はどのように立ち回ればいいのでしょうか。立ち回り方次第ではある程度は補てんできます。
この記事では、就職活動におけるコミュ障の就活生への立ち回り方を伝授します。
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コミュ障だからと言ってすぐ内定もらえないとは言い切れない
人との会話をある程度理解できる。発表やプレゼンはそれなりにはできる。けれども雑談が苦手というコミュ障の場合。「コミュ障」の大多数はそうです。その場合はあまり心配いりません。
あなたは多少会話が苦手かもしれません。しかし面接で問われることはしょせんパターン。質問は大体決まっているようなものです。志望動機とか、ガクチカとか…
たとえ内定がもらえないとしても、たいていの場合は身だしなみが×、面接の練習量が足りない、面接の対策法が不適切、業界研究・企業研究が不適切or十分でないという、普通の人でも直面するレベルです。改善は可能です。
ただし、面接官の話の意味が分からない、会話がほとんどできないなどの、本当の意味でコミュ障なら、こんな記事なんか読んでいないで病院で診察した方が後が楽です。
コミュ障の就活のやり方
準備をする、面接の練習をしまくるなど、面接対策に力を入れる
結論から言うと、面接対策を2倍行ってください。
コミュニケーションを過剰要求する就活社会では、コミュ障は面接の練習が、ことさら必要になります。得意な人はある程度準備しておけば、突然の質問にもある程度は対応できますが、コミュ障が予期せぬ質問に対応させるのは困難です。
面接には準備が必要です。予期せぬパターンを少なくする、ある程度突っ込まれても対処できるようにするなどの対策が必要です。面接対策のページではないため詳しくは述べませんが、概要だけ述べておきます。
面接のQ&Aくらい準備して当然
面接で聞かれるであろう質問に、できるだけ多く対処できるようにしましょう。面接官の質問に対して、適切に回答を作りましょう。深く突っ込まれても対応できるようにしてください。
文章を一字一句覚えるのは推奨できませんが、どのように回答するのか、おおまかに覚えましょう。
面接は意外とパターン。一見質問は多いですが、「多いだけ」。質問も志望動機とかガクチカとか、小学生のころの将来の夢とか…決まったものばかりです。就活は茶番ですから。
※自己分析や企業研究などができていることが大前提です
面接は、練習しなければ上手にならない
当然、面接は、練習しなければ上手になりません。
可能な限り練習してください。
キャリアセンターや就職課の面接対策講座・マナー講座はすべて受けてください!あと、外部の面接講座も、無料講座は、意地汚いレベルで受けましょう。
企業もいきなり志望企業ではなく、失敗することを前提に、自分の業界の企業を受けてください。そして失敗点を振り返り学習するだけで、面接の能力は伸びると思います。
専門職などコミュニケーションの重要度が比較的低い職種をめざす
コミュ障にコンサルタントや総合職は向いていません。営業はもってのほか。コミュニケーションを頻繁に行う職業は避けたほうがいいです。
一応コミュニケーション力をあまり重視しないものは、現代社会でもまだあります。具体例を紹介しますが、専門職ばかりになるのが難点です。
- プログラマー
- 研究者
- エンジニア
- デザイナー
- 建築・工学製図技術者
- 会計士
ただし、どの職業でもコミュニケーションが大事であることは警告しておきます。比較的という表現を使っているのはそのためです。
就活スカウトサービス・逆求人サイトを利用する
これは一般の人でも有効ですが、コミュ障傾向が強い人は、その代わりに何かに尖っている人も多いと思います。たいていの人は1つくらいは取り柄があります。もし該当する場合は、取り柄をアピールして、スカウトをもらうと良いかもしれません。
例えば機械いじりに詳しい、パソコンに詳しいというユーザーなら、この点についてアピールして見てはどうでしょうか。世界一周経験、ブログを書いた経験、ツイッターでフォロワーを個人で1000人集めたなど。大学の成績がすごく良いなど。
「キミスカ」というスカウトサービスを例に考えます。キミスカの場合、自分のPRをスカウト材料にします。企業側は自分のPRを直接見て、良いと思ったら「気になるスカウト」「本気スカウト(送信可能件数100件/月)」「プラチナスカウト(送信可能件数30件/月、企業側の紹介ページより)」を送ります。あなたの自己PRを読んで企業がスカウトを送っているので、合う企業も見つかりやすいという長所があります(マイナビのスカウトは読んでないところで違う)。
専門性が高いほど、さらにはスキルがあるほど有利に戦えます。
企業のレベルを下げる-大企業ばかり狙わない
東大とかにいる場合を除いて、プライドは捨てましょう。コミュ障は、それだけで不利です。良い企業の無い内定よりは、内定があることです。中小企業にも活路を求めて下さい。ブラック企業はあまりおすすめにできませんが。
このサイトも参考にしてください。
大企業・大手企業に行きたい!本当は怖い大手病・大企業病の事実まとめ
コミュ障は不利な立場です。しかし多少レベルのコミュ障程度なら補填は楽です。適切な立ち回りを取れば、普通の人より有利な就活も夢ではないと思います。
もし現在コミュ障で、就活が迫っていない場合に警告します。コミュ障で尖っている能力が一切なくかつ、能力が全体的に普通以下の場合、それだけ就活時ではかなり不利になります。
コミュ障を治すか、志望業界に応じて、何か得意なものあるいは自慢できるものを用意してください。できない場合は、就職する企業のレベルを落とす覚悟を固めてください。
もしあなたが重度のコミュ障、または「就活のイベントは誰よりも積極的に出ている。たくさん受けている。企業研究も自己分析も業界研究も十分だ。しかし無い内定がずっと続く」場合は、相談室で相談したり、病院で診断を受けることを推奨します。発達障害に気付かずに過ごしている場合もございます。
私もコミュ障でした。しかも筋金入りの、本当の意味での。しかし私にできたのですから、みなさんにできないはずはないと信じております。