自己分析のやり方とコツ~就職活動に勝つための裏技
自己分析は、就活で重要視される要素です。就活に直接大事な面接対策にも、志望業界を選ぶにしても、自己分析が不十分なら適切な対策は取りにくいです。十分探求ができている、実際のスキルがあるというならまだしも、就活生の大半は、この記事を見るくらいだから不十分かもしれません。自己分析は重要性が高い項目なのに。
ただし自己分析で何を知らなければいけないのかは意識して自己分析をしなければいけません。間違った自己分析を行えば遠回り&無い内定はほぼ必至です。
本記事では、自己分析で知らなければいけないものを中心に解説します。
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自己分析で知らなきゃいけないもの
自己分析をするにあたって必ず知るべき項目は、大きく分けて3種類あります。これら3つを知ることが自己分析の目的です。
具体的には、以下の3つです。
それでは詳しくこの3つについて考えてみましょう。
自分の性格や考え方・長所や短所・個性
自分の性格や考え方、長所や短所は必ず知らなければいけません。
自分の長所や短所をすぐに言えますか?その長所と短所はすぐに理由づけられますか?
あなたは個人プレイが好きですか?みんなでかなえる物語が好きですか?成果主義が好きか、年功序列が好きか。仕事ができない人はどういう人か。あなたにとって仕事は何か。
面接では、このように聞かれます。このように組み立てられるように考えてください。
- 自分の考え方/長所短所などは何か
- 自分の長所や短所・性格を証明する具体的なエピソード
- 自分の考え方の理由
性格については性格テストを受ければ事足ります。ネットではそういうものは溢れているので、わざわざ有料の就活講座を使わなくとも大丈夫です。
問題は考え方です。仕事とは何かという質問にすぐに答えることはできません。自分なりの回答を作るのは大変です。ブログやいろんなサイトを見たり、ビジネス書を読んだりして見つかることもあります。会社説明会に足を運んでやっと適合する考えが見つかることもありえます。
自分の趣味、打ち込んだことや学んだこと
大学時代に打ち込んだこと、自分の趣味、学校で学んだこと、バイトやインターンの経験などは振り返っておくべきです。どれも面接で聞かれます。基本的には次の5つのスタイルで質問されます。
- 今まで何をしてきたのか、趣味は何か、打ち込んだことは何か、勉強したことは何か
- 〇〇を行ったのはなぜか、〇〇を行うのにどのようなことを意識したか(5W1H)
- 〇〇をすることで、いったい何を得たのか
- 〇〇をするにあたって辛かったことは何か、中断したならなぜか、どう乗り越えたか
- 〇〇から得たものは弊社ではどう役に立つのか
これは志望動機などを除く、自分の経歴や趣味などを問ううえで、どの質問に関してもある程度共通です。
具体例
たとえば、大学時代に打ち込んだことについて。プログラミングを学んできたことを前提にします。この場合、以下のようになります。- 大学時代に打ち込んだことは何か
- プログラミングを行ったのはなぜか、どのような姿勢でプログラミングしたか…
- プログラミングをすることで、いったい何を得たのか
- プログラミングをするにあたって辛かったことは何か、中断したならなぜか、辛かったことをどう乗り越えたか
- プログラミングから得たものは、弊社ではどう役に立つのか
自分の行きたい業界、やりたいこと
前2つの要素を加味しながら、自分が何をしたいのかを考えてください。複数の業界の面接や入社試験を受けるのではどれも中途半端になるし、学ぶことも増えて大変です。業界研究がなってないと面接では受からないうえに業界研究の量も多く、複数業界を両立するなど無理同然です。そのため、どこでもいいではなく、行きたい業界を考えてください。
自分の性格では何が向いているのかから考えてもいいし、自分の好きなことから発展させても構いません。仕事の経験があったりスキルがあれば、そちらを優先させても構いません。
業界研究をしながら、良さそう、向いていそうと感じたら、その業界を受ける方針にするのも構いません。
自分のやりたいことは、遅くとも就活解禁後1か月後までには決めたほうがいいと思います。できれば就活解禁前に。
自己分析は独立した項目ではない
自己分析は一般の就職活動では個別項目の一つとして喧伝されています。ただし、自己分析をやることが求められているのであれば、ちゃんとした目的があります。
自己分析と面接の重大な関連性
自己分析は、面接と密接した分野です。面接で適切に答えられるようにするための手段です。面接ではすでにお知らせしたとおり自分のことを深く突っ込まれます。それに答えられない、または矛盾があると、自己分析ができていないという証拠になります。
就活生にとって自己分析の重要性が高い理由は割愛しますが、十分にできていない人は、面接官にとっては「どんな人か正確にわからない。最悪の場合、うそつき」という印象を与えがちです。
しかし、自己分析は、何もヒントなしでやればいいというわけではありません。面接で聞かれることはパターン化しています。パターン化していないと言っても、聞かれにくい質問を聞いているにすぎません。このパターンを処理できるかがポイントです。
ですからまずは、自己分析の前に、面接対策本を買うことを就活生にはすすめます。そして、面接の質問集をネットで検索してください。そして、質問に答えられるように自己分析をしてください。
自己分析と業界研究・志望業界職種の決定について
自己分析は、志望業界を決めるための手段の1つです。適性に合わせて行ける分野を選ぶためにも必要です。自分の性格が一般職向きなのに、総合職を志望していたら問題です。
就活では行きたい業界を目指せばいいと言う事実は必ずしも成り立ちません。凡人は適性のある業界から選ばなければいけません。行ける業界職種に。
行ける業種かどうか確認する、適性業種をあぶりだすためにも、性格や適性は特定しておきたいです。もし適性が分かっていなければ、この部分を発見することも重要です。
自己分析のスタート時期
自己分析を開始するのは、基本的にはなるべく早い段階が望ましいです。このマニュアルはある程度出遅れても対応させるつもりですが、就活の2か月前くらいには、適性試験や業界研究と並行してはじめてください。
就活の時期になると一気に忙しくなります。自己分析も業界研究も、面接対策も適性試験も早めのスタートでお願いします。
まとめ
自己分析と面接などの他の要素は密接な関係です。自分の性格を知ることは大事です。性格を知らないと企業選びで合わないところに行くことになる可能性が高まります。好きな物事がわかれば、めざすべき職種もある程度はっきりしていくと思います。
自己分析は基盤としては大事です。ただし、これは後に活かすための道具です。特に面接対策は、3分の2くらいは自己分析と同じようなものです。
追記
面接の質問の部分について、ちょっと表現の手直し追記をしました。