【就活・業界研究】ゲーム業界を知ろう!業界情報のまとめノート
はじめに
ゲームを知らない人はいないと思います(もし知らないならブラウザバックしてください)。ゲームは老若男女、幅広い層が楽しむものになっています。かつての子供の遊びから、多くの人が楽しめるものに変貌を遂げています。
しかし華やかさの反面、競争社会です。クリエイティビティが最も求められる業界の一つです。ここからはゲーム業界のことについて紹介します。
※一部の職種ににIT業界や玩具業界の関連性・共通点があるので、記事を読み終わったら「参考」から、提示された2つの業界の記事も合わせて読んでください。広告
ゲーム業界の職種と、職種ごとの向いている人
ゲーム業界は一般職と総合職を除いては、クリエイティブな世界です。中二病の妄想文学少女が活躍できる反面、頭の固い委員長は淘汰される世界です。
ゲーム業界は分業制です。職種ごとに専門性が決まっています。それぞれの職種ごとに求められる能力は異なります。
ゲームデザイナー
ゲームプランナー、企画ディレクターなどの名前があります。ゲームデザイナーは海外の用語で、ゲームプランナーは和製英語。
ゲームを面白くするために、シナリオやシステムやゲームの仕様などを考える職種です。花形職種です。面白いゲームを作れるかどうかは、ゲームデザイナーにかかっています。
自分で企画したいゲームがあるのであれば、ゲームデザイナーを目標にしてください。ゲームデザイナーの仕事を含んでいれば、自分の感性を表現できます。ゲームを作りたいと言うユーザーは、ゲームデザインがキャリアプランに含まれているかどうかの確認をお願いします。
ゲームデザイナーは、ビジネス視点での考え方や知識、分析力も必要です。ゲームデザイナーの目的は、売れるゲームをデザインすることです。ここまでならある程度ビジネス経験があればできそうな気がします。また、ゲームに関する知識も必要です。当たり前ですが、ゲームとしての面白さを兼ね備える必要があるからです。
ゲームデザインに失敗すると、黒歴史作品やクソゲーオブザイヤーで表彰される素晴らしい作品を作ってしまうこともあります。ゲームデザイナーの反面教師として、クソゲーオブザイヤーを確認してみてはいかがでしょうか。
参考: ゲームデザイナー(プランナーまたは企画職)のための知識 良い企画書とは? ビジネスプランとは?グラフィックデザイナー
上記の画像は「アイドルマスターミリオンライブ」のスクリーンショットです。このようなイラストは全て、グラフィックデザイナーが書くことになります。プログラマではありません。
ゲームのグラフィック(2Dや3D)を担当することに。アニメーションや敵グラフィック、背景などの担当を行います。
当然、グラフィックに関する基礎知識が求められます。透過色、ARGB(RGBA)、その他いろいろあります。入社に技術が求められない場合はまずは簡単な技術から学ぶことになります。技術が必要な企業も多いですが。
プログラミングの基礎知識もあったほうがいいと思われます。理由としてはグラフィックを操作するプログラマーと一緒に仕事をするからです。簡単な文法くらいは覚えることになります。
基本的には、絵はパソコンを使って作成します。最初のデッサンはともかく、主な作業場所はパソコンです。グラフィックの専門学校生や、技術を持った人でなければ大変です。パソコンが苦手な人は、はっきり言うとやめた方がいいと思います。illustratorやphotoshopなどのツールを使うことになるので、一度使うのもいいかもしれません。
ゲームデザイナーと言う名前は、日本ではこの職を指すこともあります。海外では通じませんので注意してください。
プログラマー・エンジニア
ゲームの実装作業(デバッグ含む)を担当します。ゲームデザイナーを兼任する場合を除いて、基本的にはお上からの仕様書を実装することが仕事です。これは後述の2つの仕事でも同じです。
IT業界と同じく、バグや仕様書に悩まされることになります。2時間かかっても解決できないバグはざらです。思考力や頭の良さだけでなく、根気も要求される世界です。
ただしゲームプログラマーは、自分でもゲームを作れる技術があります。自分でアプリを作成すれば、ゲームデザインの技術や宣伝するリソースさえあれば、億万長者も夢ではありません。ある意味ではつぶしが効きやすい職業です。
ゲーム業界の現状
ゲームソフトは、スマホゲーに押されています。無料のスマホゲームが有料のゲームを打ち負かしています。しかもスマホゲーそのものも、競争の激化で苦境に立たされています。スマホゲーはユーザーが容易に流出しやすいもので、ちょっと人気のタイトルが来ればユーザーが減ります。
日本は少子高齢化が進み、人口は減少傾向にあります。若者をターゲットとしたゲームは縮小せざるを得ません。全年齢向けのゲームも、人口減少に比例してプレイヤーも減少していきます。それで消費が減少していくのは明らかです。
さらに、ゲームはスマホゲーでもゲームソフトでも、日々複雑になります。スマホゲーも最初は単純な操作のみでしたが、時間がたつにつれ複雑な操作を求められるように。ゲーム自体も難しくなりライトユーザーが離れます。そして今までついていけるミドルユーザーも、さらに複雑化すれば離れてしまいます。
ゲーム業界は問題点が多数あります。これらを解決しないとゲーム業界はさらに縮小します。どうやって解決をするのでしょうか。
今後の活路としては、ゲームをやらないような高齢者をターゲットにするゲームを作成したり、ライトユーザーやミドルユーザーのどちらにも配慮したゲームを作ること。そして海外展望です。
日本のゲーム業界はガラパゴス化しています。日本ではアニメタッチな作品が売れますが、海外では今のところはリアルタッチな作品が売れます。この溝をどうやって埋めるのかも課題です。
ちなみに、アメリカやヨーロッパのゲーム市場も縮小傾向です。新興国の市場をどうやって開拓するのかもキーポイントです。
さいごに
ゲーム業界は縮小傾向&競争激化、そのままではあまり未来が明るいとは言えません。直近では厳しい戦いです。
しかし、それを上回るすばらしさがあると思います。面白いゲームを作れるか。自分の作ったものでユーザーを楽しんでくれる。ここにやりがいがある業界です。ゲームが好きなら目指してみては。私もたまにはブラウザゲームでも作ってみようかな。ノベルゲームでも。
参考
ゲーム業界.com…参考になります。就活生必見!IT企業の業界研究まとめノート…ゲームとITは切り離せません。 玩具業界を知ろう!玩具業界の業界研究-就活・キャリア教育のために…ゲーム業界は玩具業界の一部です。このページでも少し取り扱っています。