【適性試験】SPI試験対策 グラフの領域
SPI グラフの問題のチュートリアル
注意:何も注意がない限り、以下、縦軸をY軸方向、横をX軸方向とします。要するに普通通りです。
中学校の範囲ですが、忘れている人も多くいるでしょう。すぐにx=2y+4のグラフを書けますか? 義務教育と言えども、内容を覚えている保証はわかりません。
直線のグラフの形を覚えましょう。直線のグラフの形は、y=ax+bまたはx=ay+bで表現されます。 たとえば、y=ax+bのグラフの形は以下のようになっています。
放物線は、y=ax2またはx=ay2の形で表現されています。 形は以下のようになっています。
ちなみに↓にあるのは、x=ay2の場合です。↑がy=ax2です。
グラフの不等式
実際に、y-x+1>0の領域を図示してみましょう。
この式を変形させるとy>x-1です。これをみたす(x,y)全体を塗りつぶして図示すればいいわけですが…どちら側の領域でしょうか。
例えば、(x,y)=(0,0)は、y>x-1が成り立ちます。 例えば、(x,y)=(0,5)は、y>x-1が成り立ちます。 例えば、(x,y)=(0,-5)は、y>x-1が成り立ちません。
ここなどから、グラフのy軸方向、つまり上側を塗りつぶすべきであることがわかります。
次に、x-3y2<0を図示してみましょう。 この不等式を変形すると、x<3y2という形になるので、x軸をもとに考えていきます。 x=3y2の概形は以下のようになります。3y2よりxが小さい部分を描画すればいいわけです。
↓が該当するグラフです。
このグラフが該当する領域は、先ほどと同様にやれば以下のようになります。
y>f(x)の場合は、グラフよりy軸方向(上側)に、x>f(y)の場合は、グラフよりx軸方向(右側)に。不等式の向きが逆なら逆方向に。 不等式が示す領域を図示するときは、上のようにやれば簡単です。
グラフと不等式の問題は、必ず解けるようにしてください。
文章問題
野菜と果物を、合計で20~50個仕入れます。 野菜は200円、果物は300円です。ただし、所持金は10000円のため、仕入れ数は限定されています。 野菜をX軸、果物をY軸にとって、提示された条件に整合する領域を図示してください。
答え
解き方としては、条件をxとyの式で表現して、y=axまたはx=by+cのような形に整理することです。
野菜と果物の合計は20~50個だから、x+y≧20、x+y≦50が成り立ちます。 さらに、所持金は10000円のため、200x+300y≦10000を満たすことが条件です。 これらを図示すると、おおむね以下のようになります。ただし、境界は含みます。
注意:図示の方法については、当ページ前半を参照してください。
文章題の条件を、グラフとして図示できるようにしましょう。実際に下のSPIグラフの領域の問題の自動生成ツールで 練習してください。