就活で親がウザい!反対する!干渉する!ときに読む記事
親と子は、切り離すのは難しい関係です。
親はいろんな面で役に立ちます。ただし、就活そのものの面に限っては、今までより役に立つわけではありません。
今回はそのような親に対してどうやって説得させるか、親の就活に口出す理由を取り上げてみましょう。
広告
親はしばしば就活生に干渉する
親は心配性です。少しでも子に苦労させたくない、大変なことにならせないため、あの手この手で導いてくれますが、残念ながらその親の意思がマイナスに働くこともあります。
環境をうまく把握していない
親の就活の環境と子どもの就活環境は別物です。親の就活環境は、「学校で探せ」ですが、現在は「ナビサイトとマッチングサービス・学校は補助」です。それさえ知らずに子供に自分のやり方を押しつけます。
就活で苦労してほしくないのはごもっともですが、今通用しないやり方を押し付けるのはいかがなものか。
大企業は安定性があると思い込んでいる親がいる
大企業が安定したところは、一昔前の話です。たとえばどっかの電機メーカーが、立て直しのために台湾のメーカーに買収されたとか、どっかの航空会社が給料3~4割減少(一律で)とかになったと思います。
ただ、大企業は大きいだけに倒産しにくそうな気がするんですよね。倒産するようなところには入りたくないのは親も同じです。ただ、大企業が倒産しにくい認識が違っていると言う。
あと、大企業って、3~4割しか従業員はいないんですよ。
仕事に対する心配
仕事ちゃんとできるのか…小学生や中学生には「勉強しっかりできるかな」と心配する親ですが、仕事でも同じように考えます。
営業で問題を起こしていないのか。プログラムでバグを混入させていないのか…取引先で迷惑かけてないのか…などなど。
心配するのも分かりますが、もう大人ですよね
親の説得・対応法
心配性の親がこの手この手で、就活生から見たら「妨害行為」をしてきます。親は良かれと思ってやっているのですが…
就活生はその妨害行為をかいくぐらなければいけません。その場合の対応法を紹介します。
中小企業アレルギーを持つ親への対応法
中小企業のアレルギーは大きいものです。いい顔するとは限りません。たとえば内定辞退を強制することさえあります。こんなときは、こんなことを伝えておくといいです。
- 大企業を霞ませるくらいの「魅力」や、受けた企業が「将来性があること」を伝える(これが理想)
- いまどき大企業は安定しないということを伝える
- 中小企業のメリットを伝える
- 大企業ではダメな理由をでっちあげて伝える(↑の2つとセットで)
- 転職が盛んだから、いざとなったときは転職で十分対応できる業界であることを伝える(優先度低)
例
「辞退してもし大企業を受け続けて、受からなかったら、ぷー太郎になるんだよ。受け続けはするけど、辞退はしないよ」
「例えば内定を辞退するとして、就活を再開して内定が出なかったらどうするんですか?既卒は就活ではすごく不利になるんですよ」
「大企業にいたとしても今はリストラがあるんです。むしろ××社(中小企業)の方がやりがいがあるし、しっかりとしたビジネスプランがありますよ」
いずれにしても、今の内定を手放す気はないことを伝えてください。中小企業が気に入ったなら大企業は親が思うより魅力的でないことも伝えましょう。
就活への干渉がある場合
私は例えば、とある40代の人と話す機会があって、就活のことについて話していました。いまだに、就活は学校推薦が当たり前と思い込んでいるようでした。今は補助以上の何物でもありません。ただ、これを真理と思って「学校推薦以外認めない」と言ったらどうだろうか???
親にとっての方法は、今の役立たずの方法のこともあります。就活生はどうすればいいでしょうか?対応法としては、次が上げられます。
- 役に立たないノウハウは聞き流す(親と同居している場合は難しい)
- 今の就活を解説する(当サイトを紹介しても構いません)
例えば、親向けの就活の勉強会を紹介するとか有効です。説得力のあるサイトを見せるなどもいいです。
仕事は大丈夫?
仕事のことをいろいろ勉強したうえで企業や業界を選んだことを伝えてください。必要になることもあるので、実際に勉強をしておくことをお勧めします。
仕事の流れとか、役職、必要な適性、仕事時間などなど…。
「今の就活は、自己の適性を把握したうえで、業界や仕事のことを知らないと内定が取れない」と言うのも効果的です。実際75%以上事実ですし。
ブラック業界の先入観への対応法
どんな業界でもブラック企業は存在します。そんなことはないと言いたいわけです。
四季報や会社の評判などを見せて、「ここは大丈夫」などと伝えたり、万が一のことがあってもスキルを付けて転職できるようにしたいとかを伝えればいいと思います。
例えばITはブラックといっても、企業ごとでは大きく異なります。ホワイト企業を抜粋して紹介してあげましょう。
ただし、ブラック企業(業界じゃないよ)と噂されているところは気を付けたほうがいいかもしれません。これだけは事実です。
まとめ
基本的には、毒親でもない限りは親は心配性です。ただしその心配も、自分ができるという強い意志があれば対処できます。
親に折れて自分に不利な選択をすることはしないでください。最悪の選択よりは、ちょっと悪い選択の方がいいはずです。自分の人生は自分のもの、親の操り人形ではないはずですから。