【敵を知ろう!】圧迫面接の3つのタイプとその対処法
圧迫面接は避けて通れません。就活生には、圧迫面接に対処することが求められています。
圧迫面接を撃破するには、まずは敵を知って、それから対処法を考える方が得策です。
圧迫面接は、大きく分けると3つのレベルがあります。軽い順に「説教タイプ」「無関心・威圧タイプ」「最悪のタイプ」に分類されます。軽いほど遭遇率が高い傾向にあります。
それら3つの圧迫面接を基に、対処法を考えてみましょう。
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圧迫面接の分類~説教タイプ
面接において、自分の回答に対して説教やアドバイス・批判をする面接官もいます。そしてしばしば微妙に棘のあるニュアンスの言葉で突っ込んで来たりします。
就活生を大事にするタイプの企業はむしろ、このような面接を普通に行います。軽い説教が混ざっていたら、その企業は「就活生を大事にする」企業の可能性が濃厚です。
マニュアル君には「君はもしかしたら無個性に思われる。もっと個性を出さないとあなたが誰だかわからない」と。良くも悪くも常識はずれの人には、「〇〇をした方がいい、直したほうがいい」と。自分の回答の根拠が薄弱なら「その意見は弱い」など。就活や社会を生きる上でのアドバイスをくれたりします。説教口調が多いですが。
この手法の圧迫面接が就活生をふるい分ける場合、「精神が非常に弱い人・反抗する人・社会人の声に耳を傾けない人など、明らかにダメな人材」かそうでない人を分けるくらいにしか役に立ちません。むしろ就活生の有益さの方が圧倒的に上です。
対処法
アドバイスとしては、2つの対処法があります。1つは、批判されることに少しは慣れること。もう1つは面接対策です。
前者について。自分のスタンスや考えを批判された場合でも、反抗しない・泣かない・怯まない・落ち込まないレベルの精神力は欲しいものです。このタイプの面接官は、就活生を大事にしているところです。大人からのアドバイスと思って受け止めてください。
後者について。自分の面接の回答が、本質とずれていないかどうか、自分の答えになっているか今一度確認してください。突っ込まれていてもちゃんと回答できるか確認してください。これで少し叱られない確率(+合格率)は上がるはずです。
説教されないようにするために社会人に迎合した回答をすることは、全くおすすめしません。十分徹底した対策をしなければ、嘘は容易に見抜かれます。そんな労力を払うくらいなら説教されなさい。
圧迫面接の分類~無関心・威圧・やる気のないタイプ
自分が面接の質問に回答しても、人事が無関心を装っていたりやる気のない態度を取ったり、あからさまに偉そうで見下したような態度をとったり、そのような受け答えをするタイプです。
就活生の回答に対してため息を、就活生によく聞こえるように吐いたり、テーブルに足を投げ出したり、話を聞いていないようなそぶりを見せたり、無関心を装っていたり。
このタイプの場合、わざとこのような態度をしているか、そもそも面接官自体がやる気がないことが予想されます。ただ、どちらかは判別できません。
もしわざとやっている場合。この手法の圧迫面接が就活生をふるい分ける場合、精神力がある程度強い人かそうでない人を分けることに役に立ちます。
対処法
面接官は、本当にやる気がないかどうかはわかりません。わざと演技している可能性も指摘されます。あなたの魅力をある程度認めたうえで、ストレス耐性をチェックするためにわざとつまらなそうにしている可能性があります。
基本的には、「面接官はわざとこの態度をしている」と思ってください(そうでなければ、就活生にメリットはありません)。
このタイプの場合は、相手の表情で回答を変えたりはせず、怯まずにしっかりと面接の質問には回答してください。やる気無さそうに見えても、いつもの自分の自然体で対処してください。
ただ、「無関心・威圧・やる気のないタイプ」はあまりいい気しませんね。せめて建前ではある程度の敬意は払ってほしいです。
圧迫面接の分類~最悪のタイプ
就活生を大声で怒鳴りつける、徹底的にけなす、中傷するだけしてアフターケアも何にもない場合。暴力行為を働いたり、本人の目の前で履歴書を破ったり。
外部から見たらどう見ても就活生への攻撃にしか見えない圧迫面接もあります。
このレベルの企業は、入る価値はありません。そんな企業はブラック企業の危険があります。志望企業であっても、面接を中断するに値します。
もし「人身攻撃タイプ」の面接をわざとやっている場合。この手法の圧迫面接は、冷静な人か精神力の強い人、動じない人を抽出できるでしょう。果たしてそんなことをしても意味あるのか。
対処法
このタイプの企業に入社する価値はありません。
対処法は「可能であれば、その場で面接を終了させる」「その企業をもう志望しない」です。そして、できるだけ早くキャリアセンターなどしかるべき機関に通報しましょう。
暴言を吐かれたら、強気の対応にスイッチを変えましょう。面接を中断してもいいです。帰れと言われたら、本当に帰っても構いません。
弱気になったらさらに攻撃されるリスクがあります。動じずに冷静に対処できる能力が必要です。
履歴書やエントリーシートなど選考に関わるものは、できるだけ返してもらってください。
まとめ
圧迫面接は、「説教タイプ」を除いては止めてほしいものです。残念ながら避けて通ることはできません。
圧迫面接に冷静に対処できることが一番大事です。圧迫面接が不安なら、圧迫面接の練習をするか、精神力を鍛えるかしてください。
圧迫面接に負けずに適切に対処すれば、内定がもらえるのではないかと思います。