【注意】勉強できない人にありがちな勉強法の間違い!
はじめに
勉強法に王道はありません。個人個人で向いている学習法はありますが、間違ったものについては明確なものがあります。
本当は頭がいいはずなのに、成績が悪い人はたくさんいます。成績の良くない人でも、この点数が妥当と思う人は意外と少数派だったり。
成績が悪いのは、勉強しないか、勉強法が間違っているから、といえます。
今回は、間違った勉強法を紹介しています。ここでは、以下の7つを紹介します。これは過去に実際にやって失敗した(内訳2つ)、あるいは失敗した人がいた勉強法です。
- 単純に勉強しない・勉強法を調べることしかしない
- テキストを読んでばかりはNG
- 赤シート・暗記カード依存症
- ノートづくりばかりする・適切なノートづくりをしない
- 英語や古文の日本語訳・問題集の答えを覚える
- 問題を解こうとしない・問題演習が不十分
- 細かいところをやり過ぎて大枠がなってない
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単純に勉強しない・勉強法を調べることしかしない
勉強する時間が短いのは問題です。勉強しないのは問題外として…
勉強法マニアになっている場合、効率を極めるあまり量が犠牲になる場合。これらの場合でも勉強の成績は落ちます。
勉強法は、実践して意味があるもの。効率を良くしても、実際にやる量をそれ以上減らしたら意味ないもの。このことを認識してください。
テキストを読んでばかりはNG
私もこれで失敗した経験がありますが、実際に手を動かして学ばないと失敗します。
確かに手を動かさなければ楽です。しかし読んでいるだけでは頭に入りません。全体の流れは把握できても、用語の把握にはなりません。
少しは書くことを検討してみましょう。手を動かして体で覚えることは重要です。特にパソコン関係は手を動かさないと始まりません。
赤シート依存症
赤シートは、用語を覚える際には有効です。このことは100%確かです。赤シートなしですと用語を覚えにくくなることはあてはまります。
ただし、終始赤シートを使う「赤シート依存症」は問題です。
昔某進研ゼミの暗記帳の「重要語句」ばかり覚えていたので失敗しました。確かに用語は覚えたのですが、テストで出てこなかったり、「暗記帳を使っている」という条件付きで単語が思い浮かんだり。そんなこともありました。
用語だけを覚えていることは問題です。コンセプトを覚えるためには別の学習法を用いましょう。同じ暗記帳に頼り過ぎると、場所との組み合わせで用語が出てくることもありました(実話です。暗記カードを見れば答えが浮かぶのに、問題演習でボロボロに)
同様の理由で、暗記カード依存症もNGです。腰を据えた勉強が大事です。
ノートづくりばかりする・適切なノートづくりをしない
「さて、ノートづくり終わった!勉強しよう!あれ?あと3日!?!?」
テスト勉強をする際、わかりやすいまとめがあると有効です。整理されているほど有効です。
ただし、まとめノートを作るのに時間をかけては本末転倒です。ましてや、絵をきれいに字をきれいに時間をかけるなど論外です。そんな時間があったら用語を覚えたり理解したりできるでしょう。
完璧主義的な性格が組み合わさると最悪です。ノートを完成させるまで妥協しない姿勢が、テスト期間を浪費することにつながり、結局覚える時間がないと言う最悪の事態になってしまいます。
ノートづくりをする場合は短時間で(できれば勉強ついでの形式にして)済ませてください。多少字が汚くてもいいので。もし100%のノートを作らなければいけないなら、最初からノートづくりはしない方がいいでしょう。
英語や古文の日本語訳・問題集の答えを覚える
「魚を与えるより、魚の釣り方を教えたほうがいい。英語・古典も同じだ。」
英語や古文の翻訳を覚える人も多いと思います。ただしそれが古典や英語の翻訳能力につながるかと言えば、それ単体ではゼロです。
多くの学校は、テストに教科書の英文や古典が出題されたりします。教科書の英文を訳せという問題は王道です。学校によっては訳憶え前提の場合さえあります。
英語は高度になるほど訳することが難しくなります。ただし、訳とその訳の「対応する場所」がわかれば翻訳問題には答えられます。定期テストではこの方法が(理解と併用して行えば)有効かもしれません。
ただ、翻訳の仕方を知らずに訳を覚えれば、テストを数回は凌げたとしても、受験や未来のテストで、訳していかなかった経験が露呈します。
同様に、たとえ「問題集の中からそのまま出す」と言われたとしても、解答を覚えてはいけません。理解してください。無意味な記号を覚えても、理解を伴わなければ、受験期にはまた覚えなおさなければいけなくなります。必要無くなったら途端に忘れますから。無意味なものは。
問題を解こうとしない・問題演習が不十分
「日本人は、失敗を恐れる人が多すぎる。」
間違いを恐れて問題をやろうとしない。面倒。その一心で問題演習をおろそかにする人もいます。しかし実践演習がないと、本番でどんな問題が出ても対応しにくくなります。解き方がわからないとどうしようもありません。
問題演習は、本番の問題に対応するための練習+解き方を覚える役割があります。公式だけ覚えても不十分です。問題は解きましょう。
理解の間違いを見つけて修正するのも、問題演習の効果です。問題を解かないと、間違いも見つかりません。ご注意ください。
細かいところをやり過ぎて大枠がなってない
テスト範囲となる教科書や資料集の中の資料の数値を覚える、英語の教科書に書かれている、学年不相応のレベルの英単語まで、余裕がないのに覚える。そんな細かいところ憶えてもテストに出ないぞ。
何が重要か認識していない場合、または完全主義のスタンスを取っている時に起こりうることです。
細かいところをやって点数を1,2点確保したつもりでも、馬鹿の一つ覚えです。まずは基本的なことが何かをしっかり掴んでから、細かいところをやってください。
まとめ
以上、7つの間違った勉強法を取り上げました。もし真似をしていたら、成績が良くなりたいなら直してください。
勉強ができる地頭の良さがあっても、勉強法が足を引っ張ることは良くあることです。この記事が間違った勉強法をしているかどうかを見直すきっかけになればいいと思います。
それでは、いい試験を!