【あるある】面接で不採用になる人にありがちな特徴
はじめに
面接で採用する・内定をもらうことは簡単ではありません。企業によって求めるものや求めるスタイルが異なるので、すべての企業で合格するスタイルはありません。臨機応変に行くのが戦術で、どの戦術が適切かを見抜くのは困難です。
しかしほとんどすべての企業から不採用通知をつきつけられる面接の方法だけは、なぜだかある程度はっきりしています。
ひどい面接を見つけてきました。閲覧注意。投稿者の他の動画も閲覧注意。いくつか動画を見てきましたが、これが一番ひどかったです。言っておくが、面接が悪いのであって出演者の人格が悪いと言うのは一切ありません。
この動画を見たとき、私が思ったのは、「話がわけわからない」「彼がどんな人か全くわからない」「本質を分かっていない」でした。
今回は、面接で不採用になることがほぼ確実な就活生にありがちなことを「9個」紹介します。以下のような行動は反面教師として受け止めてください。
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目次
- マナーがなってない
- 話す内容が支離滅裂
- 質問に答えられていない・答えられない
- 本質からずれている回答内容
- 適性に合わない企業・業界・職種を受ける
- 横文字や抽象論ばかりで具体的な議論ができない
- 私は成長したいです!が志望動機や意気込みにある
- 明らかな嘘・説得力のないものばかり混ざっている
マナーがなってない
清潔感がなく不潔、座り方がえらそうなど、悪い印象しかないような週かつせいは論外です。最低限マナーくらい守りましょう。簡単な敬語ぐらいは覚えておいたほうがいいと思われます。
ビジネスマナー講座などで学んでおきましょう。マナーは座学では身につきにくいので、実践しておくことを推奨します。
もっとも、ドアを叩く回数は3回、2回はトイレなどの細かいところに目が行き過ぎて、全体的なマナーや面接の内容そのものがダメになっているとどうしようもないですね。
話す内容が支離滅裂
基本的には、結論から先に言わない&話が中程度以上長い場合、話の要点がつかめません。
ひどい例を紹介します。この話を読んで何が要点かすぐにわかるでしょうか。こちらが補足しない限り、内容はまったくつかめません。
(将来の夢は何かの質問に対して) 最近は戦争が起きていますが、それは資源にあると思うんです。石油利権がからんでいます。 石油によってシリアで戦争が起き、温暖化や大気汚染が起こっています。 ・・・・・・・・・・・・・・・。
それでは、なにを言いたいんかい?
結論に至る前に回り道ばかりしていて話が飛ぶ様な人は問題です。最終的に結論に至ったとしても、人事はやっと結論を言ったか、話がぐだぐだ長いぞという不快感を感じます。エピソードを話したとしても、結論を話した時点で人事は忘れています。
わかりやすく話すためには、最低限結論から言いましょう。言うことはある程度厳選してください。水増ししても薄めたカルピスのように退屈にさせるだけです。
質問に答えられていない・答えられない
質問に答えられていない印象を与える人は、たいていが質問の意味が分からない、準備不足、緊張して混乱しやすい、そしてぐだぐだと回り道する人のいずれかです。
質問の意味が分からない場合は、語彙力が極端に少ない場合は増やしてください。「アドバンテージ」の意味が分からなければレッドゾーンです。語彙力はあるけれども質問の意味が分からなければ、日本語を勉強するか、面接の質問集でも買うなり調べるなりしてパターンを網羅してください。ある程度の対応力は付くはずです。
話が長くなかなか結論に行きつかない人は、まずは結論から先に言うことを意識してください。
準備不足の人はもっと面接対策をしてください。面接対策せずに面接をしてその場で切り抜けられるほど賢い人は、この記事は見ていません。
緊張しやすい人は、緊張を和らげるような行動を起こしてください。面接中に「緊張してます」と言うだけでも効果があります。
突き詰めれば質問に答えられないのは、十分な対策をしていないと言うことです。きちんと面接対策を行ってください。
本質からずれている回答内容
重要なことからずれているようなことを答える就活生や、実際に〇〇をやっていれば身に付くはずの能力と明らかにずれたものが身に付いたと答えるなど。ダメな例です。
- サポート役・縁の下の力持ちタイプだから総合職志望だ(そのような人が向いているのは一般職)
- パワーポイントの演出の緻密さが大変だった(プレゼンの方が大事です。緻密さは後)
- 留学をして友達の大切さを学びました(それならなんで留学に行ったのかよ)
本当はやったことないのか?面接対策でわざと良く見せるようにしているのでは?という印象を与えます。その人はなんにもわかっていないのです。
〇〇の経験があります!とか言いながら何もわかっていない人を雇うわけにはいきませんね。
適性に合わない企業・業界・職種を受ける
これは面接と言うより、自己分析や業界研究などの段階で躓いているパターンです。
企業なんてどこでもいいと考える人が陥っているパターンです。
横文字や抽象論ばかりで具体的な議論ができない
抽象的な言葉や横文字をたくさん使うけれども、そればかりに終始して具体的な話をまったくしない人も見かけます。
「私の強みは、フリーダムでアーティスティックでイノベーティブなことと思います。 シュールなセンスでアートをクリエイトすることが、私のレゾンデートルです。 サークルのアクティビティでビッグチャンスにエンカウントしたとき…」 「選択肢の増加により起こりうる事象をなぜ考えないのか!」
意味がすぐ分かったでしょうか。わかりにくいと思います。具体例を出して説明してほしいですね。すぐには理解できない項目です。
横文字や抽象的な表現ばかり使う人は、相手に知的に見せたいと言う心理があります。ただし相手があなたの言葉を理解していなければ、せっかく覚えた言葉や表現も無意味です。
難しい言葉やカタカナを使いたがる人の心理抽象論は基本的には難しいです。イメージしにくいものです。面接でも良く「具体的に説明してください」と言われます。
例えば、「私はイノベーティブでアーティスティック」なんて言われたら、具体的にはどういうことか言いたくなりませんか?ぼんやりとしたイメージは出来ても、その人がどんな人か、正確には掴めませんよ。
私は成長したいです!が志望動機や意気込みにある
私はこの会社で成長したいです!のようなことを志望動機の中に混入させている場合もあります。結構な割合で。
成長意欲を見せたいのでしょう。
これについては個人差がありますが、大体の場合、会社に成長させてもらうという受身な意味で解釈されます。
「私は成長に関しては受動的であり、会社で成長させてもらいます!」ということを言っているようなものです。
会社は基本的に落とす前提です。回答から受け取る意味は悪い意味と思ってください。
成長要素を入れたい場合は、「足りない部分は自分で学んでキャッチアップします」程度の表現をお勧めします。このほうが成長意欲を見せることができます。
自分の力で成長するという積極性は「前提です」!会社は学校ではありません!
明らかな嘘・説得力のないものばかり混ざっている
あからさまな嘘を面接で言うのは止めましょう。学生ニートなのに運動部の副部長と嘘をつく。いわゆるリア充がプログラミングの達人を自称する。年収1000億の会社を立ち上げたと言う。どうみても嘘です。
嘘をつく人は信頼できません。わかりやすい嘘をつく人に仕事は任せられません。仕事の報告しても、その内容の信頼度を一切持たないことは明らかです。
学校教育の教える数学の50%が嘘だったら、受ける気がありますか?ないですよ。素人でもわかるレベルの嘘だったら、「私は信頼できない人である」と自己紹介しているようなものです。なんとおろかなことか。
そのうえ、あからさまな嘘ばかりでは、その人の性格が読めません。嘘ばかりですから予測不能です。そんな人を雇うのはリスクばかりでリターンも普通の人以下。雇っても何の得もありません。
嘘をつくなら説得力を持たせること。適正や性格、経験から十分予想されうるレベルにすること。エピソードを少し盛る程度をお勧めします。ありもしない嘘よりありそうな嘘の方が人事担当をだましやすいですよ。嘘はおすすめしませんが。
加えて言いますが、本当のことでも説得力を持たせないと嘘と思われるかもしれません。人事に疑われるようではまだ説得力不足です。しっかりエピソードを用意して、説得力を上げてください。
経験はすばらしいものの、5W1Hを説明できていない・説明を求められてもできない
説得力をもたせるために、意識する必要のある5W1H、特に「なぜ」「どのように」を一切意識していない就活生は多数います。
例えば私は学生団体を作って100人をまとめました。
これだけでは何のことだかイメージができません。試しになぜ学生団体を作ったのかを質問したら、言葉に詰まることのなんと多いことか。酷いものなんて何をしたのかが言えない場合も。
面接対策不足が原因です。5W1H、特に「なぜ」「どのように」という質問がされた時、準備がなければ説得力に欠ける面接の回答を言ってしまいます。説得力がない場合、たとえそれが真実でも嘘と思われかねません。
結論
面接に王道はありませんが、王道の反対はあります。ここに書いてあることを熟読して、不採用ばかりもらわないようになることを私は祈っています。
私自身、就活について何も知らない時は不採用をもらったことがあります。何度も何度も。この記事に書かれているようなことを実際にしたことがあります。私の場合準備不足でしたが。
それでは、いい就活ライフを!