「会社はどこでもいい」就活生が、就活で内定を獲得する確率を上げるための方法
企業なんてどこでもいい。そのように考える就活生が多数存在します。
就活で内定をもらった企業に入りたい。このご時世、会社を選んでいる場合ではない。就活弱者は企業を選ぶ資格は無いから手当たり次第応募する。最悪ブラック企業でも卒業できないだけましという守りの考えに至っている人もいます。
欲張らない、妥協しまくり、そんな安全志向の戦術もある意味わかります。ただし安全志向のどこでもいい、どこでもそつなくという考え方は、必ずしも実際に安全でしょうか。
残念ながら、就活ではどこでもいい人の居場所は少ない
残念ですが、就活先がどこでもいいと考える人は、採用確率が低い傾向にあります。
どのような企業が自分に合うのか、どのような職種に適性があるのか。どのような業界に行きたいのか。何も考えないでただ投げやりに企業を受けているような就活のスタイルでは、内定をもらえるのは遠い未来です。普通は妥協した方が選択肢が広がりますが、就活は逆の場合もあるのです。
それではどうすべきか。それをこれから説明します。
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志望業界を決めること。業界研究はしておくこと。就活の基本です
就活するのであれば、業界研究は必須です。業界を決めることは最低限してください。遅くとも就活スタートから1か月くらいには、志望業界を決めてください。
入りたい業界もなく適当にいろんな業界を手当たり次第にエントリーすることが、「どこでも内定がもらえればいい」と思う人の落とし穴です。そのような人は業界研究などろくにしていないことが大多数です。稀にいろんな業界を受けて大量の内定を持っている人もいますが、そんな人はこんな記事は読まないでしょう。
業界研究についてですが…別に上位企業を覚えたり四季報見たりしろと言う話ではないですが、業界の職種の知識や何を生産しているか位は、最低限入れておくこと。業界研究ができる業界の数は、普通の人は、せいぜい2~3業界くらいだと思います。そのため志望業界を決めておくべきなのです。
就活での志望動機の基本は「この企業しか成り立たない、あるいはそれに近い志望動機を考えること」です。難しいです。それを考えられるようにするために業界研究を行います。どこでも入れればいいと思って、どこでも通用するような悪い志望動機を考えると逆効果です。
↓の記事も参考にしてください。職種は選べ。
職種は選んでください。たとえどこの企業でもいいという人でも、職種を選ばなければ大変です。
自分の向いていない職種を選んだ場合、自分の適性や専門と見当違いの分野を選んだ場合。もちろんそんな適性や専門性が合わないような人を雇うのは、企業側はしたくありません。
例えば情報技術専門の人がコックさんを志望する場合。 パソコンが全くできないのにSEやプログラマーを選んだ場合。
誰も雇いたいとは思いませんね。どんなにやる気があるように見えても。
会社は、たとえ総合職や一般職であっても、募集する職種に「向いている人」を選びます。基本的には、人事は、手当たり次第応募するような人の適性を見抜くほどには有能ではありません。
スカウトサイトに登録せよ
もし自分自身に良い人柄やなんらかの得意なことや専門性、あっと言わせられるような経験と見せられるような経験があった場合、スカウトサイトに登録すれば、自分に合うような業種・職種を扱う企業や自分の性格が合う企業がアクションを起こしてくれます。
どこでもいいなら、自分を拾ってくれるところがいいのではないでしょうか?スカウトサイトのスカウトをもらった企業は、普通の自由応募より有利です。
↓の記事も参考にしてください。その他
企業を例え選ばない、どこでもいいという方針で就活していても、面接対策や自己分析はもちろん必要です。
企業側は、内定が得られれば会社はどこでもいいという意思はいい方向には汲み取ってくれません。どこか他の内定が得られたら蹴ります!という意思と受け取ります。そう受け取らないような対策も必要です。
まとめ
確かに会社を選ばなければどこかで拾ってくれると思うかもしれません。ただし確率は低く、ギャンブルです。ルーレットに例えれば、出目1~36の中から1を引き当てるようなものです。ずっと大変です。
それでもどこでもいいと思う方は、適性に応じて業界や職種を選んでから、「その中からどこでもいいから入れれば…」くらいの絞込みは最低限してください。社風の合う企業など、絞込みの要素を追加するほど、受けられる企業は減ると思いますが、2桁後半は残ります。
残った企業を手当たり次第受けたとして、業界研究や適性を考えられた範囲での適当ですから、その分だけ合格率は上がります。ルーレットに例えれば、出目1~36の中から1~8を引き当てるようなものです。
結局のところは、ある程度選り好みした方が楽だったりします。業界や職種を選り好みするのは大事です。それなりの理由がなければ、就活で説得力のある志望動機は書けません。
それでもどこでもいいと適当に会社を選ぶなら、大企業なんか選ばずに中小企業の人材が明らかに足りていない業界・企業を受けるべきです。そうすれば楽に?就活できます。後がものすごく大変ですが。