就活でバイト・サークル・ボランティア活動・ゼミって役に立つの?
就活ではバイト・サークル・ボランティア活動・ゼミの経験を就活のアピールに使う人がたくさんいます。私はバイトリーダーですというセリフは耳にタコができるくらい聞いていると思っています。人事の人は。
多くの人の間違いとしては、バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミのそのものが就活に有利だから、有効だからとアピールすることです。
結論から言うと、バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミ経験そのものはまったく役に立ちません。
グラフを見ればわかる通りです。就活生の思っていることと実態が乖離しています。
この記事では、バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミは就活でどう役に立つのか、役に立たない部分は何処か、どう面接でアピールしたらいいのかを紹介します。
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バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミ経験そのものが役に立たない理由
バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミ経験そのものは役立たず
バイトでの責任感は、世間一般ではまだ大したレベルではありません。ブラックバイトという例外はあれど、普通は気楽なイメージです。仕事のレベルは大したことありません。
サークルも、お酒飲んでぺちゃくちゃしゃべってだらだらやってたいした生産的な活動はやっていないというイメージです。生産性など仕事の1/3未満です。
ボランティアをしていると聞けば優しい人と言うイメージもありますが、ボランティアをアピールする人は、私から言わせてみては就活で有利だからやっている、ボランティアでも何でもない偽善にしか聞こえません。
ゼミだってまじめにやっているには思えません。適当に教授と世渡りして完成度の低い内容を学んだり、酒飲みをしたり…
4つの経験そのものは、仕事と比べると全然大したことではありません。仕事で実際に責任を持つ量と比べたら、95%の人は、これまでの4年間の責任など大したことではありません。
みんな同じアピールポイント!みんなしていることです!
バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミの経験者はほとんど80%以上です。要するにみんなやっています。アピールしやすいのは確かですが、やっている人は物凄く多いです。
「バイトリーダーです」 「サークルの副部長です」 「バイトリーダーです」 「サークルの副部長です」 「バイトリーダーです」 「サークルの副部長です」 「バイトリーダーです」 「サークルの副部長です」 「バイトリーダーです」 「サークルの副部長です」 「バイトリーダーです」 「サークルの副部長です」
これが、人事から見た就活生のアピールです。同じものばかりですね。
みんな同じなら、差が全然ついていません。あなたを採用する理由などありません。しかも聞き飽きたものです。耳にタコができるほどです。みんな似たような就活本から情報を得て、それに同じことを言えば、面接が有利だと思っています。
みんなと同じ回答をしてきたら、人事側はあなたの回答を単に「聞き飽きた」解答と処理するしかありません。
多少突っ込まれたくらいで言葉に詰まる
これはどんな面接の質問でもそうですが、自分の回答は、基本的に面接官に深掘りされます。特に後半の面接になるほど、より深いところに関する質問をされます。
就活の面接対策が不適切な人は、深掘りするだけで矛盾が噴出したりします。バイトで何を学んだのか、どういったエピソードで学んだのか、バイトの失敗談など。これはその場で考えることはできません。
矛盾だらけだと何をしていたのか分かりません。結局不採用にすると言う運命です。
就活生の皆さん、経験の大枠に嘘を入れるのは止めましょう!やるなら最後まで貫け!嘘は頭が良いか余程考え込まないと、面接官の深掘りに対応できる程度の「経験」が構築できません。実際に経験しないことはエピソードにしないでください。
まとめ
バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミは、ここまでの文面を読む限りはダメな感じがします。しかしそうではありません。適切にやっていないことを言いたいだけです。適切にやるならどうすればいいのか。次のセクションで説明します。
就活のアピールの適切なやり方
良くいるのが、自分のバイトリーダー経験などの経験を語る就活生ですが、「それではここから何を得たのか」を聞かれると、言葉に詰まったりマニュアル型の矛盾だらけの回答をしたりする人が多いです。
基本的には就活では、「確かにあなたは〇〇の経験がある。ここから何を得たのか?」が大事です。何をしたのかよりも得たもの、学んだことです。本当に学んだことです。
もし「バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミ経験」をアピールしたければ、しっかりとこれらの経験から得たものや、つらかったことなどを考えてください。自分で考えてください。就活マニュアルはあくまで参考。抜粋などもってのほかです。
まとめ
バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミ経験が絶対にNGではありません。私もサークル経験をアピールしました。メインではないですが、エピソードと得たものを添えて。
経験そのものではなく、ここからどう成長してきたのかが問われるのが就活の基本です。
まわりの就活生たちは、立派なゼミの経験とか言いますが、私にしてみてはおまえら甘ったれるんじゃないよ大したこと無い経験だよと言いたいところです。就活生の80%の経験など、大したことはありません。
しかしこれは朗報と思います。どう成長したのかを自分なりに考えられる人はあまりいないと思います。どうしても優等生的な回答になってしまう人が多いです。
自分なりのオリジナリティのある回答がほしいです。自分の就活の軸に沿って、解答を考えてほしいです。自分でどうやって成長してきたのかを考えて行けば、どんな経験でも活きると思います
。それは、バイト・サークル・ボランティア活動・ゼミ経験でも例外ではないと思います。