【塾を考える】受験では塾・予備校は必要なしの戦術を選べ
はじめに
塾に行かないで受験しろ?はあ?何言ってんの?
受験生が塾に行くのは今や常識であることを知らぬ人はいません。進学のために塾に行くことは、この「学力低下の時代」では当たり前です。
確かに塾に行くのであれば、気が楽です。塾が提供してくれるシステマチックなものを勉強していれば、ある程度の成績は得られるのですから。
ただ、塾ばかりに頼りきりになって、自分で考えて勉強しないのは問題です。答えを必ず教えてくれます。この過程に考えることはありません。私は思います。自分で考えることがどれだけ大事か。
進学塾では、浪人生は良い収益源です。あなたを浪人生にさせることも考えているかもしれません。進学率を上げても、1人1人が進学できるかと言えば別問題です。進学率90%とは、10%についてはなんにも触れていません。
そういう視点でも考えることも必要です。私がもし塾を経営するなら、一部の人は浪人にさせます!(塾の経営は間違いなくしないでしょうけど)
さて、前置きは長くなってしまいましたが、塾に行かないことと受験を考えてみましょう。行かない選択肢もあると言うことを覚えてもらいたいものです。
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塾なしを選んだ場合の手引き
塾はある意味無難な勉強法や教材を与えてくれます。ただし…。
塾は自由が拘束されます。不必要な宿題と分かったとしても、塾の宿題を解くことは義務です。塾の時間はだいたい2~6時間。その間は拘束時間です。
塾は当然、ものすごく月謝が高い!!!下手すれば大学の学費も!そんな高いお金を投資してまで、投資に見合った効果が得られるかは別です。
そんな代償を払わないと大学に行けないのでしょうか。当然違います。塾無しで理科大や中央大学などに合格した人もいます。
昔なら塾に行かないと情報量が制約されていましたが、今はインターネットの時代です。塾に行こうが行かまいが、情報量の差は縮小しているはずです。インターネットという武器をなぜ使わないのでしょうか?
さらには、多くの参考書もあります。これはインターネット時代の前から活用できるものですが。どの参考書がいいかくらいはググればすぐに見つかります。効率よく調べられる人は、塾の系統だった勉強法に追いつく/追い抜くことも十分あり得ると思います。ネット教材も。ググればすぐに見つかります。場合によっては通信教育もあります。
参考:数学ハイパーテキスト↑解説はわかりやすく役に立ちました。学習指導要領のある程度の知識があれば、活用できます。
学校の先生も活用できます。進学校でない場合は特に、先生を利用することも有効に働いたりします。当たり前ですが!学校のリソースも、可能な限り利用できるはずです。
ただし、最初から勉強法や参考書の知識は無いはずですから、発見するまでは情報調査・試行錯誤です。有効な勉強法やリソースの活用法が見つかるまでは大変です。周りが塾に行ってるから、孤独かもしれません。ただし、塾に拘束されない、自分のペースで学べる、必要な勉強だけできると言うメリットがあります。
成功すれば、勉強時間が他人より少なく、塾の拘束なしで志望校に合格したりします。
ただし、すべての人に有効かと言えば違います。
塾無しの選択肢を選ぶための注意点
塾無しの勉強は、以下の条件に該当するような人じゃないと厳しいことも覚えておいてください。結構難しいです。どっちが難しいかはわかりませんが。
- パソコンやスマホが使いこなせる人
- 自制が効く人
- これまで塾に通わずに好成績をたたき出した人
- 自分で行動するタイプの人
- 無難さや普通を嫌う人、常識を重んじない人
- テスト勉強で、英語のテキストの訳を覚えるような勉強法をしない人
自分で情報収集できる人や、試行錯誤ができる人は、塾が無くても大丈夫です。ただし、もし今あなたがそうでなくても、今からやればいいのです。
まとめ
一番大事なことは、塾以外にもたくさんの活用できるリソースがあると言うことです。それだけを利用しても問題は無いことです。
塾以外のリソースも、可能な限り活用してほしいということです。塾以外にもリソースはたくさんあります。利用の仕方を見つけるまではトライアル&エラーの繰り返しです。しかしそれを活用すれば、志望大学に合格することも十分可能ではないかと思います。
ちなみに、私は頭が良いとは言えませんが、塾無しで(そのときは行けなかった事情もありますが)、参考書と赤本だけで、パソコンやゲームをやりながらも某有名マーチ以上の大学に合格したものです。知人も、参考書と過去問だけで偏差値65前後の高校に合格した覚えがあります。英語長文は160くらい、あと学校配布の参考書と青チャートを主にやりましたが。もちろん私は最初は手探りでした(受験前にある程度ノウハウは既にありましたが)
塾dis的な記事になりましたが、塾もリソースの1つです。けれども、塾に頼りっきりで試行錯誤をしないという姿勢には、脆さを感じます。答えの見つかりづらい問題に直面したときに心配です。試すことはこれからも大事になります。その機会さえないのは、現代の問題です。塾が一般的でない時代はどうやっていたのでしょうか?
次回は、具体的な方法を紹介します。