【就活・業界研究】ブライダル業界を知ろう!業界情報のまとめノート
はじめに
ブライダル業界は、あこがれの業界の1つだと思います。
ブライダル業界は、典型的なBtoCの企業です。商品やサービスの外注で部分的にBtoBはあれど、基本的にはお客さんに結婚式というサービスを販売することをミッションにしています。
今回は、ブライダル業界の業界研究と裏事情を取り上げてみます。さまざまなウェブページやブログを参考に記事を作成しました。ぜひご覧ください。
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ブライダル業界の職種(一般職を除く)
ブライダル業界は、ウェディングプランナーが花形です。この記事ではウェディングプランナーを中心に紹介していきたいと思います。一般職については別途参照してください。
ウェディングプランナー
結婚式のプロデューサーです。人気職業です。
最初にカップルとコミュニケーションを取って、予算や希望、出席者などの情報と相談しながら、もっともふさわしい形の結婚式にするために、結婚式の演出を考えます。場合によっては花婿・花嫁の衣装、結納の方法やハネムーンなどの相談もします。
昔の結婚式はコースを用意すればいいですがが、今は新郎新婦が結婚式のメニューをニーズに合わせて決めたりします。ユーザーのニーズに合わせて構築するわけですから、そのぶん費用が高いわけですが。
コミュニケーション力や親身になる能力だけでなく、一般的なしきたりや素養、知識やマナーが必要です。そして、お客さんをクライアントとして、直接営業するスキルが必要です。しかし結婚式のプロットを考えられることは、クリエイター肌をもつ人としては魅力的な環境です。
ブライダルスタイリスト
花婿や花嫁の衣装やヘアスタイルをコーディネートする仕事です。基本的には専門学校卒が多数です。美容の技術や色彩の知識も試されます。
参考記事: 職業になるにはナビ512ブライダルスタイリストの仕事ブライダル業界の給料
給料は安いです。やりがいを重視するのであれば、ただちにこの業界から身を引くことを推奨します。
初任給は月18万、長年の経験者は月35万、平均年収に何とか届くくらいです。トータルで行くと、平均未満。
一般的な結婚式の裏事情
まず、業界の将来性を語る前に、結婚式と言う商品の収益の構造を明らかにさせてみましょう。面接では大きな声で言えないこともあるので、賢い就活生の皆様方は取捨選択されるようにお願いいたします。
ただしここでは、スマート結婚式の話はしません。一般的な結婚式の話をします。
今はデフレの時代。給料も下がっています。しかし結婚式代は高くなっています。結婚式で高くなる理由はいくつかありますが、構造として以下のようになっています。これは「スマ婚」でも基本的には変わりません。
高すぎる祝儀で賄う構造
日本の祝儀の相場3万円は、バブルの時から変化していません。バブルは今より給料も、食品やガソリンなどを除いては物価も今以上に高く、当時としては順当でも現在では給料も下がっているため、割高です。
しかし日本の風習から、祝儀代は下がることは当分ないでしょう。
結婚式代は祝儀で賄うという傾向もあるので、それを加味すれば結婚式代を高くしても売れてしまいます。招待状を出す人を増やせばその分だけ出席率も高まり、祝儀もその分増えます。しかし一番得するのはブライダル業界です。参加者は金です。
価格競争が起こっていない
結婚式となると金銭感覚がマヒして見栄を重んじるユーザーが多いこと。高すぎるのは避ける要因ですが、逆に安いことも避ける要因です。価格競争は、そもそも起こりようがないともいえるかもしれません。一部ユーザーを除いては、効果で豪華な結婚式に価値を見出すのでしょう。
(年収ラボより引用) (ゼクシィの調査より引用)所得が低迷している一方、結婚式の価格は高いまま。今のところ価格競争はありません。結婚式の値段は横並びで決まっており、右肩上がりです。確かに、事実婚が増えるのもうなずけます。
結婚式が高い本当の理由とは?事実婚がもっと増えたり、スマ婚のような(もしくは、もっともっと安い、総額50万くらいの)、リーズナブルな結婚式が攻勢をかけて普及するのであれば、今までのオーダーメイドの高級結婚式は大丈夫なのでしょうか。その備えがあるかどうかと言えば謎です。
ブライダル業界の将来性
ブライダル業界の将来性は、あまり明るい兆しは見えません。特にスタンダードの「オーダーメイド結婚式」は特に。
(厚生労働省より引用)結婚数は減少し、事実婚の割合が増え、そして少子化が続いています。縮小市場です。
上のグラフからわかる通り、結婚式をしない層も。
(ウエディング市場の動向より引用:引用のため、一部に不必要なデータもある)デフレで所得が減り祝儀代も減少し、安い結婚式を望むユーザーや、結婚式をそもそも開かないユーザーも増えています。長期的には減少が予見されます。結婚式の単価をたとえ増やしても。
ブライダル業界に向いている人
次のようなタイプの人間には、ブライダル業界は向いています。
- 礼儀作法が身についている人
- 創造性に富む人
- 営業スキルとしてのコミュニケーション力がある人
- 仕事においてやりがいを重視する人
- 我慢強い人
逆に、言われたことをしたいと言うマニュアル人間、我慢できないタイプ、上昇志向の人、お金が欲しい人は向いていません。礼儀などクソ食らえ、わが道を行くと言うタイプの人にも向いていません。
参考:ウェディングプランナーに向いている人