就活生・新入社員へ!新人研修についての雑記
就職活動や転職において新人研修は重要なことの一つで、ないと大変です。
新人研修は、仕事もできないような新人に最低限のことを叩きこむための期間です。
新人研修はかつては日本の持ち味でしたが、最近は即戦力重視です。研修に割けるお金がないか出し惜しみしていることもあって、研修の魅力は薄れてきています。
それでも、研修は我々凡人には重要です。研修が重要でない人はこんなサイトを見なくても就職できます。これは研修が重要な人に宛てた、研修の取扱説明書です。これを読めば研修の方法がよくわかります!
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研修を分析!研修の長さ・特徴
研修の長さは、即戦力を欲するため数日~そこそこのスキルで現場に入れたいから数か月~じっくり育て上げて数年、様々です。
研修の時間が長ければ確かに仕事のスキルの理論および基盤はできると言われていますが、実際のスキルは実際の仕事やOJTなどで「やってみることで」身につくのです。
実際に表にしてみました。
表1:研修の特徴期間 | 特色 | 職種職業 |
2週間 | 経験者向けの補完的立場 | Web系ベンチャーのプログラマなど、即戦力を要求するところ |
1か月未満 | 最低限のスキルの叩き込み | 営業などの総合職、一般職 |
3か月程度 | ある程度のスキルでの放り出し | 専門性のある分野 |
1年以上 | 下積み重視または職人的な研修 |
種別 | 長所 | 短所 |
集合研修(OffJT) | 基礎知識の叩き込みには有効 | 実務ですぐには役に立ちにくい |
OJT | 実務の中で仕事を覚えられる | 研修の質は指導者に依存。体系的に学べない |
参考:OJTとOff-JTとは?違いとそれぞれのメリットとデメリット。OJTをうまく回すためには | 人事のキホン2
何もできない人をOJTに出すのは、まず新人には何をしたらいいのか、どこから手を付けばいいかのとっかかりさえわからないものです。
ただし営業などの実戦主義あるいはOffJTでの学習が困難な分野については、OJT重視の会社の方がおすすめされます。
いずれにせよOJTでない研修も1か月は欲しいです。基礎もできない人に仕事を盗めと言うなら、最初から最低限のことを叩いたほうがコストもかかりません。
研修前に予習した方がいい
某IT企業では、就活以前からの経験者を除いてはプログラミングどころかパソコンの知識さえ皆無な人ばかりの新人でした。
殆どの人は泣きながら研修をしていました。それをしり目に、多少の経験者は、6時間かかる課題を15分で消化。
そのうえ研修のレベルが不適切なんてよくあります。その場合経験者のほうがより多くの者を吸収する反面、普通の人はついて行けず、研修さえ役に立たなくなってしまいます
新人の皆さんは、予習をしてから会社に入りましょう。卒業旅行の期間があれば、経理の勉強くらい少しはできるはずです。営業のやり方の概要くらいはできるはずです。下地のあるなしでは身に付きやすさも差が付きます。
先輩が「勉強しなくていい」と言うのは、私にしてみれば「研修で苦しめ」と同じ意味です。先に勉強してキャパオーバー対策しましょう。
研修を受ける人・就活生へのメッセージ
今まで君たちは何でもかんでも教えてもらっていました。塾に行ってた人がほとんどでした。受け身で通用していました。これからはそうはいきません。
自ら積極的に学ぶことが大事になります。ただし頭だけで覚えようとするな。体で覚えるまで勉強せよ。優等生型は一番友とならない。頭だけで覚えたほうがいい?甘えだ。
最後に、先輩社員を超えるつもりで行け。無理なら追いかけろ。それが無理なら会社に行く前に勉強して追いかけろ。
ただし無理は禁物です。ダメになったら休んでください。休まないと効率が悪くなりますから!
さいごに
我々新人の多くは、まだ仕事の知識がないもの。ポテンシャルを見込まれて企業に入れられたのですから、その願いをかなえるためにも、全力で…とまでは言いませんが、可能な限り吸収するよう心掛けて、少しでも早く有能な人材になってください。
大器晩成と言う言葉があるように、私のような学力が低い人でも活躍できるのです。偏差値38の大学生が、プログラマーとして動けるように。